O様邸

キッチンとリビングの間に造作カウンターを

設けることで、配膳動線を簡単にし、

軽食はカウンターでできるようになっています。

 

リビング正面、オーダーのテレビボードは西面に

配置し壁に張ったタイルを吊地戸棚下に

仕込んだ間接照明で上からライトアップ

することで空間演出を可能にしました。

 

天井は3.7Mと高くすることで、空間を広く演出し

その上階の空間は天井高さ1.4Mの

床面積に含まれない

大きな収納空間となっています。

二階へ上がって正面ドアを開けると

左手にオープンなウォークインクローゼット

右手にはリビング上の収納へつながる扉がある

まっすぐ行くと主寝室となっています。

 

寝室と、ウォークインクローゼットを

一つの空間とすることで

日々の生活の中でサッと収納ができ

服選びも簡単にできるようにと

設計されています。

パイプハンガー、収納棚ともに可動棚

（上下高さ変更可能）とすることで

季節や生活スタイルの変化にも対応でき

快適に住み続けられるようにと考えています。

 

勝手口の室内側に土足OKの

土間スペースを設けることで

子供の自転車や、キャンプ用品などの

収納スペースともなっている。

 

そのまま、コンクリートの色（ねずみ色）

ではなく、黒い着色剤を

コンクリートに練りこみながら施工し

遊び心でハート形のタイルを埋込み

カワイイ空間にしました。

 

家の設計時に考えておきたいポイントの一つ

客間と仏間になります

お友達が来たとき、ちょっと一休みだったり

泊っていきたい、

となった時にはやはり一部屋（寝れる部屋）

があったらいいな、と思うと思います。

部屋の配置はできるだけ、来客者も使用できる

トイレや水廻りの近くがベストだと思います。

そして仏間。

日本人であれば多くの方が、

新築後数十年か経った頃

仏壇を置く場所が必要になる、そんなケースが

多いのではないでしょうか？

今ではなく、長～～く快適に住み続ける

ためには、将来設計も一緒にできると

とてもいいと思います。

 

住宅設計時に、吹き抜けは寒い

と聞いたことがあると思います

空を飛ぶ気球の原理で分かる通り

暖かくなった空気は高い所へ（上昇）

移動していくため

天井を高くすると、人がいる下の空気は冷たく

寒く感じると思います

そこで設計のポイントが、

冬に天井付近の暖かい空気を

下へ移動させられるか！です。

天井で扇風機（ファン）を下向きに

優しく回してください

賢く自然の原理を利用しながら

機械の設置場所方法を考え使う事で

快適な空間へと変わっていきます。

 

吹き抜けの大きな窓には、ロールスクリーンを

設置し（天井埋込カーテンBOX内に）日差しを

遮る事ができるように設計されている。

 

店舗付きの住宅で、玄関ドアを開け中に入ると

ホール中央に仕切り壁があり

左側をプライベートホール

右側を来客者用玄関ホールと別れている

来客者用ホールを上がり右手に店舗入り口となり

正面にはお客様が使用できる水廻りを配置

室内の照明はリラックスできるよう

電球色や夕日色を使用している。